スピーカー測定用マイクアンプ、マイク、SS-CM3特性

スピーカーの周波数特性を測るためのマイクを調達しました。
マイク出力を増幅するアンプも製作しました。

それの試しとして、以前測定したSS-CM3を再度測定してみました。

調達したマイク(コンデンサー型)は、秋月電子で"C9767"、"WM-61A相当"と、アマゾンでDayton Audioの"iMM-6"の3種類です。

マイクアンプは、マイク接続に標準ジャックを付けました。
マイク側では、"C9767"、"WM-61A相当"は、標準プラグ(モノ)に直付け(キャップを一部削って)しました。
"iMM-6"は、変換アダプターとして標準プラグにミニ4極ジャックを直付けしました。

≪マイクアンプ回路図、ゲインは×14、×14でトータル200倍に設定≫
≪マイクアンプ外観≫

≪マイク≫
左から"C9767"、"WM-61A相当"、"iMM-6"、iMM-6用変換ジャック

以前の測定で低域の測定値にバラツキが大きかったので、周波数の混合パターンなど色々試してみた結果、低域でのマイク出力が小さ過ぎたようです。それで低域周波数のスピーカー入力を中高域より大きめにする事で、比較的バラツキ無く計測できるようになりました。
周波数を混合する際に、100Hz以下の信号を、(100/f)*(100/f)でブースト(例えば、20Hzでは1KHzの25倍)するようにしました。

周波数混合パターンは3種類試しました。
パターン_1
20,110,700,4800,13200 
22,125,800,5200,14000 
25,140,900,5600,14800 
28,160,1000,6000,16000 
32,180,1100,6300,16800 
36,203,1250,6800,18000 
40,220,1400,7200,19000 
44,253,1600,7600,20000 
48,280,1800,8200 
52,320,2020,8600 
56,360,2200,9000 
63,400,2500,9400 
70,440,2800,10000 
80,480,3200,10400 
90,520,3600,11000 
97,560,4000,11700 
103,630,4400,12500 

パターン_2
20,97,480,2500,8600,20000 
22,103,520,2800,9000 
25,110,560,9400 
28,125,630,3600,10000 
32,140,700,4000,10400 
36,160,800,4400,11000 
40,180,900,4800,11700 
44,203,1000,5200,12500 
48,220,1100,5600,13200 
52,253,1250,3200,6000,14000 
56,280,1400,6300,14800 
63,320,1600,6800,16000 
70,360,1800,7200,16800 
80,400,2020,7600,18000 
90,440,2200,8200,19000 

パターン_3
36, 63, 480, 700, 900, 1000, 1100, 9400, 10000, 10400 
20, 70, 90, 110, 1400, 1600, 1800, 2020, 2200, 2500 
22, 80, 97, 125, 140, 180, 2800, 3200, 3600, 4400 
25, 160, 203, 4000, 4800, 5200, 5600, 6300, 6800, 7600 
28, 103, 220, 253, 280, 320, 6000, 7200, 8200, 8600 
32, 56, 360, 400, 440, 520, 560, 630, 1250, 9000 
40, 12500, 13200, 14000, 14800 
44, 16000, 16800, 18000 
52, 19000, 20000 
48, 800, 11000, 11700 

PC(USB) ⇒ SB ⇒ 自作トランジスタアンプ ⇒ スピーカー(SS-CM3) ⇒
    マイク ⇒ マイクアンプ ⇒ 可変ゲインバッファ(×1に設定) ⇒ SB ⇒ PC(USB)

≪SS-CM3 マイク3種類、周波数混合3パターンでの周波数特性≫
≪SS-CM3 周波数混合パターン3を使った、インピーダンス特性≫

周波数特性の結果を見ると、マイクの差、周波数混合パターンの差は中低域については、殆ど無いと言って良いと思います。

以前の結果は低域特性が大分誤っていました。低域では以前試験したDC160-8試作の方がずっと低域まで出ているように見えますが、聴感上はSS-CM3の方が遥かに低域が鳴っているように聞こえます。
何故か、と特性を見比べて考えました。
70~100Hzがポイントのようです。平均的なポピュラーでは最低音が多分70Hz程度までで、それが中域(100~1KHz)と同程度以上に鳴れば、低域が豊かに聴こえるのでしょう。DC160-8は40Hz以下でも再生出来ているようですが、100Hz以下がダラ下がりで、中域と比べると5dB以上小さいので、低域が鳴っていないように聴こえるのでしょう。そうゆう観点で、エンクロージャーをちゃんと設計・製作しないとダメだという事が良く分かりました。