真空管(SE用)の分類と特性測定(続き1)
≪6CW5≫
Ep=250V、Esg=250V、Ec=-22V、Ip=52mA、RL=3.5K、UL=57%、NF=15dB、A(1KHz)=34.5dB、CL(1KHz)=6.0W
歪率特性と周波数特性(1KHz、1W)
≪6DW5≫
Ep=220V、Esg=180V、Ec=-31V、Ip=50mA、RL=3.5K、UL=57%、NF=15dB、A(1KHz)=30.5dB、CL(1KHz)=4.0W
歪率特性と周波数特性(1KHz、1W)
≪6BQ6≫
Ep=260V、Esg=250V、Ec=-44.7V、Ip=62mA、RL=3.5K、UL=57%、NF=15dB、A(1KHz)=31.5dB、CL(1KHz)=7.0W
歪率特性と周波数特性(1KHz、1W)
6CW5、6DW5とも実機での実用的・満足な特性を出せました。
6DW5、ヒーター電力が6CW5より3W程大きく、最大Ppとしては定格通り11W位が妥当なようです。6CW5も13W位が安全な気がします。6BQ6は本特性での16Wで最高温度195℃(そこ以外は概ね180℃程度以下)になりましたので、18W位は問題なさそうです。
6DW5、Esgを高くすれば30A5の様に最大出力を上げる事は出来ますが、歪率特性のカーブは変わらないので、4Wの特性を掲載しました。
UL57は、標準的選択として問題なさそうです。出力段のUL分圧用VRを無くして回路を簡略化出来そうです。