インターナショナル・クリニック
新型コロナのワクチン接種で、ふと思い出しました。インターナショナル・クリニックなら、もしや新型コロナのワクチン接種をしてくれるんじゃなかろうか??
久々の訪問になるので、念の為グーグルストリートビューで確認をと思って見たら建物がありません、周囲と一線を画すあの古風な建物が(飯倉片町交差点の角)。
どこかへ移転したのかと検索したら院長先生の死去で病院は閉鎖になってしまったようです(7年程前の事)。
初めてインターナショナル・クリニックにお世話になったのは22年位前、ネパールへのトレッキング旅行を計画した時でした。厚生労働省の海外渡航者向けに感染症情報を提供するページ(FORTH)を参考に、必要な予防接種をしてくれる病院を探してインターナショナル・クリニックにたどり着きました。
病院に電話したら、接種はできるので、まず来院して話を聞きます、とのこと。
訪ねて見ると、東京タワーの近く(西麻布)ですから周囲はビルだらけの中、古風な洋館の様な怪しげな建物で最初はスルーしそうになりました。恐る恐る中へ入ると電話応対してくれた方(看護師さん)が迎えてくれて、玉が転がるような~大袈裟に言うとソプラノ歌手が洋館のなかでオペラを演じるかの如くの~透明な大きい声でテキパキと話をして、およそ病院の待合室とはイメージが程遠い応接間風の部屋に通されて。
狂犬病、破傷風、日本脳炎など4種類くらい接種してもらいました。外国人主体(診療は全て保険適用外)のためか先生の方針(考えて)のためか、色々聞かれたり躊躇のような事(雰囲気)が全くなく、私の希望にそって予防接種が受けられました。狂犬病は期間をあけて3回受けました。
その後、何度かの海外旅行での予防接種では必ずインターナショナル・クリニックにお世話になりました。
トレッキングの折には、予防接種だけでなく、高山病予防・治療の薬剤(ダイアモックスや肺水腫、脳浮腫の治療薬など)も処方して(出して)貰いました(他の一般病院では難しかったかもしれません)。ダイアモックス以外は幸いにも予防接種や薬剤が役立つ事態にはならなかった(遭遇しなかった)とは思いますが、極めて高い安心感を頂き、1人トレッキングを満喫できました。感謝感謝です。
院長先生、最初の時だけお会いして片言話をしたかとおもいますが、あまり記憶に残っておりません。まったく迂闊な話です。閉鎖を伝えるネット(ブログ)記事などを見て、この方が近年の日本の医師にない熱い心を持たれていたらしい事を知り、通院の折々に世間話でもさせてもらえば良かったと悔やまれます。
心よりご冥福をお祈りいたします。
また普段対応してくれた看護師さんも、なかなかの方だったようで、今は別の世界で生き生きと活躍されていると思います。色々とお世話になりました。ありがとうございます。