プッシュプルでのOPT比較(追試)

(2016.10.4作成)
これまで通常の測定はシングル・プッシュプルとも、既製品は東栄変成器製だけを使ってきましたが、他のメーカーはどうなのかと思って、春日無線のKA-6635PUL(25WPP用)を買ってきて試験しました。使用アンプは前回と同じです。

(1)KA-6635PUL
歪率特性



良い特性になっています。と感心したのも束の間で、周波数特性を見たら、また逆の意味で驚きました。
周波数特性(1W)



周波数特性(3W)



周波数特性(5W)



100/1K/10KHzの歪率とメーター式での1Wの周波数特性を見ているだけでは、分からないでしょう。
この特性を許容するのかどうかは利用者次第なのですが、私的には音の判別力は別にして、OPT-15Pの方が良いかなと思ってしまいます。(注)

(2)OPT-15P
歪率特性



周波数特性(1W)



周波数特性(3W)



周波数特性(5W)



(3)OPT-35P
歪率特性



周波数特性(1W)



周波数特性(3W)



周波数特性(5W)



(4)シングルアンプ用特注品
歪率特性



周波数特性(1W)



周波数特性(3W)



周波数特性(5W)



シングル用トランスは低域特性では優れてますが、高域特性は巻き線の加減か巻き数の多さ(分布容量の大きさ)などの為に、出力増加にともなう劣化が気になります。

この中で総合的に見るならば、OPT-35Pが無難な選択かなと思われます。

(注)KA-6635PULは、2017年に廃棄しました。