真空管の動作テスト 仕切り直し その3
(2014.4.21作成)
今度は、水平偏向管です。子供の頃購入した真空管アンプの動作例集が掲載された本によると、12GB3族ではEp=200V、プレート入力12Wそこそこのシングルで8W程出る事になっていて、これらの球はすごいものだと憧れを持っていました。しかし理屈が多少分かるようになった今では、笑える話ですが、思い出深い球ではあります。
実験(12GB3: 最大定格 Ep=600V、Esg=220V、Pp=11W、 中古品)
Ep=280V、Esg=80V、Ip=40mA (Pp=11.2W、想定最大出力は 11.2W×35%=3.9W)
プレート電圧はもう少し上げられますが、取り敢えずこれで実験。最適負荷280/40=7KΩでオシロ・歪観測で、だいたい想定通りです。Esgを高くすると、結果としてバイアス点が深くなりますが、プレート電圧が低い方へ振れたときのサイン波形が波打つような感じが顕著になります。Ip-Ep特性で、Epが低い所でEcが深いと波打つような特性曲線が見られますが、その結果かも知れません。それでCLと波打ち波形の具合からEsg=70~80V辺りとしました。
(1)裸特性 (CL=3.9W、A=58.3dB)
(2)P-SG帰還
一通り簡単に見ましたが、6CW5の様な特徴はありませんでした。5極管とビーム管の違いか、動作点依存かもしれません。歪は概ね徐々に減少していく傾向でしたので、データは省略します。
3結だけ動作点を変えて測定してみました。
Ep=280V、Esg=130V、Ip=40mA、RL=3.5K (CL=2.0W、A=39.7dB)
Esgを高くすれば、もう少し出力を上げられると思いますが、Isgを測っていないので、このくらいにしておきます。
(3)オーバーオールNFB
<約26dB>RNF=20KΩ、高域補正180p (CL=3.9W、A=32.7dB)
高域補正が不足気味ですが、十分な特性になっています。
(4)結論
6CW5同様に、シングルでは単純に普通の5結でNFBをかけたスタイルが最適だと思います。
(注)6CW5の場合と同様、ULと2次歪打ち消し手法の組合せで好特性が得られることが後日判明しました。
今度は、水平偏向管です。子供の頃購入した真空管アンプの動作例集が掲載された本によると、12GB3族ではEp=200V、プレート入力12Wそこそこのシングルで8W程出る事になっていて、これらの球はすごいものだと憧れを持っていました。しかし理屈が多少分かるようになった今では、笑える話ですが、思い出深い球ではあります。
実験(12GB3: 最大定格 Ep=600V、Esg=220V、Pp=11W、 中古品)
Ep=280V、Esg=80V、Ip=40mA (Pp=11.2W、想定最大出力は 11.2W×35%=3.9W)
プレート電圧はもう少し上げられますが、取り敢えずこれで実験。最適負荷280/40=7KΩでオシロ・歪観測で、だいたい想定通りです。Esgを高くすると、結果としてバイアス点が深くなりますが、プレート電圧が低い方へ振れたときのサイン波形が波打つような感じが顕著になります。Ip-Ep特性で、Epが低い所でEcが深いと波打つような特性曲線が見られますが、その結果かも知れません。それでCLと波打ち波形の具合からEsg=70~80V辺りとしました。
(1)裸特性 (CL=3.9W、A=58.3dB)
(2)P-SG帰還
一通り簡単に見ましたが、6CW5の様な特徴はありませんでした。5極管とビーム管の違いか、動作点依存かもしれません。歪は概ね徐々に減少していく傾向でしたので、データは省略します。
3結だけ動作点を変えて測定してみました。
Ep=280V、Esg=130V、Ip=40mA、RL=3.5K (CL=2.0W、A=39.7dB)
Esgを高くすれば、もう少し出力を上げられると思いますが、Isgを測っていないので、このくらいにしておきます。
(3)オーバーオールNFB
<約26dB>RNF=20KΩ、高域補正180p (CL=3.9W、A=32.7dB)
高域補正が不足気味ですが、十分な特性になっています。
(4)結論
6CW5同様に、シングルでは単純に普通の5結でNFBをかけたスタイルが最適だと思います。
(注)6CW5の場合と同様、ULと2次歪打ち消し手法の組合せで好特性が得られることが後日判明しました。





