シングル用OPTの性能評価2

(2017.12.5作成)
今回はユニバーサルシングルアンプで使う(候補の)OPTの比較試験です。
現在はOPT-11Sを載せて動かしていますが、大型球や中型球の出番のときにOPT選択の参考にする為のデータを取りました。

大型球の試験ではU-808を使いましたが1個しかありません。追加の入手はできないのでU-808相当品とされてるOPT-20Sと比較してみました。合わせてOPT-11Sも測りました。

比較用のアンプ(出力球)として10W位の出力が取れそうな6KD6を使用します。ただシングルアンプ実験機の電源が非力(高圧に限界あり)なので、10Wギリギリの特性になりました。

Ep=270V
Esg=75V
Ik=85mA
Ec=-14.8V
RL=2.5K (OPT-11S)
2次歪打ち消しEc=212V
UL=15%(抵抗分圧)


NF17dBでの歪率特性と周波数特性(1W)



(1)OPT-11S 周波数特性(4/7/9.5W)





(2)U-808 周波数特性(1/4/7/9.5W)






(3)OPT-20S 周波数特性(1/4/7/9.5W)






OPT-20Sは触れ込み通りU-808と略同等の性能であることが良く分かりました。歪率成分の変化も良く似ています。今回のアンプで見る限り20Hz付近は10Wが限界のようです。OPT-11Sも良く健闘しています。10Wでの劣化度で比べても、概ねOPT-20S/U-808と遜色ないくらいの性能です。

シングルアンプで10Wは求めていないので、OPT-11Sは大型球でも問題なく使える事が分かりました。ただSGタップがないので、小型球(RL7KΩ超)を使わない場合はOPT-20Sが第一選択になるでしょう。

ちなみに今まで試験して見て、自分では多分使用しない(できない)と思われるOPT(シングル/プッシュプルとも)は邪魔なだけなので処分しました。メルカリなどに出せば多少元は取れるでしょうが面倒なので不燃物です。