プッシュプルの動作試験3 (+OPT試験)
(2017.12.4作成)
プッシュプルアンプで使いそう(使えそう)な球(MT管)を試してみました。
調整のなかで差動ドライバの動作点は固定ではダメで、歪率特性を良好にするためにEsg/Ec以上に最適調整が重要なことが分かりました。理論的(データ的)な裏付けは全くありませんが、ドライバの動作点で歪率が増減するということはドライバと出力段の歪打ち消しがあるのでしょう。差動増幅の3次歪は前に考察したとおり低次性歪で、出力段が2次以上の特性で高次性歪を出していれば3次歪の打ち消しも起こってるのかもしれません。
そんな妄想はドライバ特性と全体特性を比較測定すればハッキリするでしょうが調整効果があるという事実だけでも十分です。しかし調整がシングルアンプに比べてかなり煩雑になりました。勿論良い結果(見返り)が付いてくるので我慢します。
(1)6GK6(実際は10GK6)
Ipが流れにくい球なので、ULでは出力が出せません。ちゃんと調整すれば8B8の様になるのかもしれませんが5結だけ測ってみました。
Ep=300V
Ik=29.0/30.5mA
Esg=300V
Ec=-12.2/-12.6V
RL=5KΩ
UL=0%(5結)
ヒーターは2本直列で6Vと15VACアダプター直列に接続
ドライブのEc=122/106V
NFなし歪率特性
A(1KHz、1W)=48.8dB
CL(1KHz)=14.5W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
(周波数特性(レベル)は基本波のレベル表示)
A(1KHz、1W)=33.8dB
CL(1KHz)=14.5W
5結なので多めのNFをかけてみましたが、5結アンプとしては十分な特性になってはいると思います。
アンプ作りの当初のイメージに一番近いので、ユニバーサル機で一度は動かしたいと思います。
(2)6DW5
Ep=270V
Ik=40.0mA
Esg=130V
Ec=-22.0/-22.1V
RL=5KΩ
UL=30%(抵抗分圧)
ヒーターは2本直列で12VACアダプターに接続
ドライブのEc=139/137V
NFなし歪率特性
A(1KHz、1W)=40.3dB
CL(1KHz)=11.0W
NF10dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
(周波数特性(レベル)は基本波のレベル表示)
A(1KHz、1W)=30.3dB
CL(1KHz)=10.8W
Esgを高くすれば、出力ももう少し上げられると思います。
(3)6CW5
5結、UL33%(抵抗分圧)、UL50%(SGタップ)で調整しました。
またUL33%で、OPT-15PとOPT-35Pの特性を比較してみました。
Ep=260V
Ik=24.8mA
Esg=180V
Ec=-19.7/-18.7V
RL=5KΩ
UL=0%(5結)
ヒーターは6VACアダプターに接続
ドライブのEc=107/87V
NFなし歪率特性
A(1KHz、1W)=47.4dB
CL(1KHz)=16.9W
NF10dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
(周波数特性(レベル)は基本波のレベル表示)
A(1KHz、1W)=37.1dB
CL(1KHz)=17.4W
Ep=280V
Ik=44.0mA
Esg=220V
Ec=-22.5/-21.1V
RL=5KΩ
UL=33%(抵抗分圧)
ヒーターは6VACアダプターに接続
ドライブのEc=107/96V
NFなし歪率特性
A(1KHz、1W)=45.0dB
CL(1KHz)=17.4W
NF10dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
(周波数特性(レベル)は基本波のレベル表示)
A(1KHz、1W)=35.1dB
CL(1KHz)=17.7W
Ep=280V
Ik=45.3/43.6mA
Esg=240V
Ec=-26.7/-25.3V
RL=5KΩ
UL=50%(SGタップ)
ヒーターは6VACアダプターに接続
ドライブのEc=125/131V
NFなし歪率特性
A(1KHz、1W)=42.1dB
CL(1KHz)=18.8W
NF10dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
(周波数特性(レベル)は基本波のレベル表示)
A(1KHz、1W)=32.1dB
CL(1KHz)=18.4W
(4)OPT試験
6CW5のUL33%設定を使って、OPT-15PとOPT-35Pの周波数特性を出力を変えて測定しました。
OPT-15P使用で2/4/8/12/16Wの周波数特性(DFは無し)
OPT-35P使用で歪率特性と1Wの周波数特性
OPT-35P使用で2/4/8/12/16Wの周波数特性(DFは無し)
OPT-15Pは10W位までは何とか大丈夫そうです。OPT-35Pでも20W位が限界でしょうか。
しかし現実には30Hz以下をちゃんと鳴らせるスピーカーを持っていませんし個人の使用で10W超を使う機会もないですから、OPT-15Pを使ってても全く問題ないです。単に見た目特性の自己満足(不満足)度を除けば...。プッシュプルアンプ自体がそうとも言えます。
プッシュプルアンプで使いそう(使えそう)な球(MT管)を試してみました。
調整のなかで差動ドライバの動作点は固定ではダメで、歪率特性を良好にするためにEsg/Ec以上に最適調整が重要なことが分かりました。理論的(データ的)な裏付けは全くありませんが、ドライバの動作点で歪率が増減するということはドライバと出力段の歪打ち消しがあるのでしょう。差動増幅の3次歪は前に考察したとおり低次性歪で、出力段が2次以上の特性で高次性歪を出していれば3次歪の打ち消しも起こってるのかもしれません。
そんな妄想はドライバ特性と全体特性を比較測定すればハッキリするでしょうが調整効果があるという事実だけでも十分です。しかし調整がシングルアンプに比べてかなり煩雑になりました。勿論良い結果(見返り)が付いてくるので我慢します。
(1)6GK6(実際は10GK6)
Ipが流れにくい球なので、ULでは出力が出せません。ちゃんと調整すれば8B8の様になるのかもしれませんが5結だけ測ってみました。
Ep=300V
Ik=29.0/30.5mA
Esg=300V
Ec=-12.2/-12.6V
RL=5KΩ
UL=0%(5結)
ヒーターは2本直列で6Vと15VACアダプター直列に接続
ドライブのEc=122/106V
NFなし歪率特性
A(1KHz、1W)=48.8dB
CL(1KHz)=14.5W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
(周波数特性(レベル)は基本波のレベル表示)
A(1KHz、1W)=33.8dB
CL(1KHz)=14.5W
5結なので多めのNFをかけてみましたが、5結アンプとしては十分な特性になってはいると思います。
アンプ作りの当初のイメージに一番近いので、ユニバーサル機で一度は動かしたいと思います。
(2)6DW5
Ep=270V
Ik=40.0mA
Esg=130V
Ec=-22.0/-22.1V
RL=5KΩ
UL=30%(抵抗分圧)
ヒーターは2本直列で12VACアダプターに接続
ドライブのEc=139/137V
NFなし歪率特性
A(1KHz、1W)=40.3dB
CL(1KHz)=11.0W
NF10dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
(周波数特性(レベル)は基本波のレベル表示)
A(1KHz、1W)=30.3dB
CL(1KHz)=10.8W
Esgを高くすれば、出力ももう少し上げられると思います。
(3)6CW5
5結、UL33%(抵抗分圧)、UL50%(SGタップ)で調整しました。
またUL33%で、OPT-15PとOPT-35Pの特性を比較してみました。
Ep=260V
Ik=24.8mA
Esg=180V
Ec=-19.7/-18.7V
RL=5KΩ
UL=0%(5結)
ヒーターは6VACアダプターに接続
ドライブのEc=107/87V
NFなし歪率特性
A(1KHz、1W)=47.4dB
CL(1KHz)=16.9W
NF10dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
(周波数特性(レベル)は基本波のレベル表示)
A(1KHz、1W)=37.1dB
CL(1KHz)=17.4W
Ep=280V
Ik=44.0mA
Esg=220V
Ec=-22.5/-21.1V
RL=5KΩ
UL=33%(抵抗分圧)
ヒーターは6VACアダプターに接続
ドライブのEc=107/96V
NFなし歪率特性
A(1KHz、1W)=45.0dB
CL(1KHz)=17.4W
NF10dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
(周波数特性(レベル)は基本波のレベル表示)
A(1KHz、1W)=35.1dB
CL(1KHz)=17.7W
Ep=280V
Ik=45.3/43.6mA
Esg=240V
Ec=-26.7/-25.3V
RL=5KΩ
UL=50%(SGタップ)
ヒーターは6VACアダプターに接続
ドライブのEc=125/131V
NFなし歪率特性
A(1KHz、1W)=42.1dB
CL(1KHz)=18.8W
NF10dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
(周波数特性(レベル)は基本波のレベル表示)
A(1KHz、1W)=32.1dB
CL(1KHz)=18.4W
(4)OPT試験
6CW5のUL33%設定を使って、OPT-15PとOPT-35Pの周波数特性を出力を変えて測定しました。
OPT-15P使用で2/4/8/12/16Wの周波数特性(DFは無し)
OPT-35P使用で歪率特性と1Wの周波数特性
OPT-35P使用で2/4/8/12/16Wの周波数特性(DFは無し)
OPT-15Pは10W位までは何とか大丈夫そうです。OPT-35Pでも20W位が限界でしょうか。
しかし現実には30Hz以下をちゃんと鳴らせるスピーカーを持っていませんし個人の使用で10W超を使う機会もないですから、OPT-15Pを使ってても全く問題ないです。単に見た目特性の自己満足(不満足)度を除けば...。プッシュプルアンプ自体がそうとも言えます。


























