ユニバーサルシングルアンプ(2nd. 6ZP1)

(2017.6.20作成)
早々に選手交代となりました。
12GP7のアンプ、長時間使っているとジーっという音が出てきます。サイン波形をみると、発振してるというよりは波形に棘が生えたような感じです。調整中にも出ていました。電流を目一杯流すと出るので少し控えめに設定したのですが、抑えきれなかったようです。球(カソード)の劣化で流せる最大電流値が低下してるのでしょう。その限界を超えると連続に流せなくなり、部分的に断続電流になってしまうのだと思われます(カソードが崩壊寸前なのかも...)。2番手の6ZP1もそんな傾向の様です。その断続電流が引き金になっているのか、発振も見られましたので、取敢えず出力管のSG(TTC012(E)との間)に330Ωを挿入しました。
(注)上記症状は電源回路のCRD過電圧ガードが原因のようでした。ガード用ツェナーON/OFFの境界付近で不安定症状を誘発してるようです。OFF状態ではリップルノイズも大きくなってます。後日ガード回路を変更しました。

という事で、2番手の6ZP1に交代です。

6ZP1も概ねEp≒Esgで使う球なので、5KタップでのUL接続です。6ZP1の使用例、RLは10KΩ超ですがOPT-11Sを使うので、適正値(動作例など)より大分低い7KΩで、Epは250Vを調整起点としました。

Ep=250V
Ik=16/16mA
Esg=230/230V
Ec=-17.0/-14.9V
RL=7KΩ
UL=約15%(5KΩタップを逆接続で使用)
ヒーターは、6V-ACアダプターを使用


NFなし(2次歪打ち消しは最低:TrEc≒30V、Re=40Ω)歪率特性(R-ch)
A(1KHz、1W)=48.4dB
CL(1KHz)=1.3W




NFなし(2次歪打ち消しは最低:TrEc≒30V、Re=40Ω)歪率特性(L-ch)
A(1KHz、1W)=49.3dB
CL(1KHz)=1.8W




2次歪打ち消し(TrEc=195V)での歪率特性(R-ch)
A(1KHz、1W)=40.5dB
CL(1KHz)=1.1W




2次歪打ち消し(TrEc=194V)での歪率特性(L-ch)
A(1KHz、1W)=41.0dB
CL(1KHz)=1.3W




NF18dBでの歪率特性と周波数特性(R-ch、0.3W)
A(1KHz、1W)=22.3dB
CL(1KHz)=1.5W





NF19dBでの歪率特性と周波数特性(L-ch、0.3W)
A(1KHz、1W)=22.4dB
CL(1KHz)=1.4W





残留雑音
L/R ≒0.8mV


周波数特性、0.3Wのデータなので前よりかなり良くなったように思えてしまいます。そのせいかどうか、音の違いはやはり分かりません(全然ピンチヒッター的ではありません、良い音です)。
2年前までは5極管(ピンチヒッター)アンプでどんな音が鳴るのか心配でしたが、今この6ZP1シングルアンプの音を聴いて素人の杞憂だったようです。一番期待してなかった6ZP1でもこの音ですから、後続の球もみな良い音を出してくれることでしょう。