プッシュプルの動作試験2

(2017.11.29作成)
差動ドライバの最適ポイント、グラフ(5V振幅)から大体の見当をつけて決めましたが、改めて歪率を見ながら出力振幅を5/10/20Vと変えて調べました。多少条件で最適値はずれますが概ね78~85V辺りが良さそうでした。バランスでの具合も調べましたが、たまたまなのか丁度Reが等しい辺りが最適(最低歪率)となるようです。Ec(コレクタ電圧)をそろえるつもりでバランスVRを入れたのですが、等しく帰還がかかるような同じReが良いのかもしれません。とすればCR結合でEc(コレクタ電圧)のバランスが多少ずれても関係ないので固定抵抗で同じReを入れた方が簡単かもしれません。
真空管の差動増幅(ドライブ)も同じようになるのか気になるところです。直結の場合は電圧バランスに支配されてるので歪率からの最適ポイントを選ぶ余地がありません。最初に作った実機の14GW8PPでは差動ドライブのIkは全く適当に1mAとしましたが、歪率に明らかな差がでる最適値があるなら損した気分です。予備機(ピンチヒッター)の主役の座は、取り回しの楽なTDA2030アンプになってしまい、真空管機の出番が無くなってしまいましたが、いずれは15KY8Aシングルアンプ同様に再調整かリニューアルしたいと思っています。

8B8ですが、出力段の条件を変えてしまうと差を見る意味はなくなってしまいますが、蛇足のつもりで再測定しました。

Ep=220V
Ik=34mA
Esg=220V
Ec=-17.2/-17.9V
UL=50%(SGタップ)
ヒーターは2本直列で15VACアダプターを接続
ドライブのEc=80V

NFなし歪率特性
A(1KHz、1W)=43.1dB
CL(1KHz)=6.8W




NF10dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
(周波数特性(レベル)は基本波のレベル表示)
A(1KHz、1W)=33.0dB
CL(1KHz)=6.8W





RLを高くすると、出力は下がりますが歪率特性は向上し低域特性は若干悪化していく感じです。
3結はパッと見、ULより歪率特性が良くありません。それに若干不安定(じゃじゃ馬)のようなので止めにしました。

14GW8(PCL86)も後日試験してみます。良さそうなら、8B8ともどもユニバーサル機でも使ってみることにします。