シングルアンプで中型球(12GB7,16GY5,12JF5,etc)の動作試験
(2017.9.30作成)
大型球の軽い動作で十分過ぎる特性が得られたので、中型球(プレート損失17W)で同じ位の特性が出せるか試してみました。
プレート入力17W、RL=3.5Kで適正Ep=244V(=(17*3500)^0.5)になりますが、球差を見る為Ep=250V、Ik=68mA(EcでIkを調整)、Esg=150V(一部120V)、UL=50%で統一しました。OPTはOPT-11Sを使用しました。
(1)12GB7
Ep=250V
Esg=150V
Ik=68mA
Ec=-20.8V
RL=3.5K
UL=50%(抵抗分圧)
ヒーターは12VACアダプターを使用
NFなし(2次歪打ち消し:TrEc=150V)での歪率特性
A(1KHz、1W)=50.6dB
CL(1KHz)=5.3W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
A(1KHz、1W)=35.6dB
CL(1KHz)=5.3W
(2)12DQ6A
Ep=250V
Esg=150V
Ik=68mA
Ec=-21.6V
RL=3.5K
UL=50%(抵抗分圧)
ヒーターは12VACアダプターを使用
NFなし(2次歪打ち消し:TrEc=141V)での歪率特性
A(1KHz、1W)=50.0dB
CL(1KHz)=5.2W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
A(1KHz、1W)=35.1dB
CL(1KHz)=5.4W
(3)12DQ6A(3結)
3結の特性がどうなのか測定してみました。発振ぎみになったので、実験回路でSGとTTC012(E)間に470Ωを入れました。
Ep=270V
Esg=200V
Ik=68mA
Ec=-32.0V
RL=3.5K
UL=100%(抵抗分圧: 3結相当)
NFなし(2次歪打ち消し:TrEc=77V)での歪率特性
A(1KHz、1W)=46.3dB
CL(1KHz)=3.2W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
A(1KHz、1W)=31.5dB
CL(1KHz)=3.3W
(4)12JF5
Ep=250V
Esg=150V
Ik=68mA
Ec=-22.7V
RL=3.5K
UL=50%(抵抗分圧)
ヒーターは12VACアダプターを使用
NFなし(2次歪打ち消し:TrEc=139V)での歪率特性
A(1KHz、1W)=50.2dB
CL(1KHz)=5.2W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
A(1KHz、1W)=35.2dB
CL(1KHz)=5.2W
(5)16GY5
Ep=250V
Esg=150V
Ik=68mA
Ec=-21.3V
RL=3.5K
UL=50%(抵抗分圧)
ヒーターは15VACアダプターを使用
NFなし(2次歪打ち消し:TrEc=135V)での歪率特性
A(1KHz、1W)=51.3dB
CL(1KHz)=5.7W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
A(1KHz、1W)=36.2dB
CL(1KHz)=5.6W
(6)22JF6
Ep=250V
Esg=120V
Ik=68mA
Ec=-20.8V
RL=3.5K
UL=50%(抵抗分圧)
ヒーターは12Vと9VACアダプターを直列使用
NFなし(2次歪打ち消し:TrEc=134V)での歪率特性
A(1KHz、1W)=51.9dB
CL(1KHz)=5.6W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
A(1KHz、1W)=37.0dB
CL(1KHz)=5.5W
(7)18GB5
Ep=250V
Esg=150V
Ik=68mA
Ec=-22.1V
RL=3.5K
UL=50%(抵抗分圧)
ヒーターは12Vと5VACアダプターを直列使用
NFなし(2次歪打ち消し:TrEc=132V)での歪率特性
A(1KHz、1W)=51.2dB
CL(1KHz)=5.6W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
A(1KHz、1W)=36.3dB
CL(1KHz)=5.7W
(8)29KQ6
Ep=250V
Esg=120V
Ik=68mA
Ec=-22.2V
RL=3.5K
UL=50%(抵抗分圧)
ヒーターは24Vと5VACアダプターを直列使用
NFなし(2次歪打ち消し:TrEc=136V)での歪率特性
A(1KHz、1W)=51.9dB
CL(1KHz)=5.9W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
A(1KHz、1W)=36.9dB
CL(1KHz)=5.8W
22JF6と29KQ6は、他と比べてかなり電流が流れやすいようなので、バイアス(Ec)が同程度になるようにEsg=120Vとしました。
どれも似たような上等の特性が得られました。3結もかなり良い特性です。
16GY5で使ったACアダプターはノイズが大きかったのかもしれません(低出力での歪が大きめでした)。
EpとEsgを高くすれば出力が幾分大きくなり、逆では出力は小さくなりますが歪率を低めにするという選択もあります。
水平偏向管、前回の大型球と今回の試験で、使い方(動作点)を合わせれば球種の違いは大してない事がよく分かりました。
許容プレート損失で範囲が限定されてるだけということです。
今回の様に上等の特性になってくると、簡単な仕掛けのドライバの歪率特性(歪率の大きさ)と周波数特性(位相)の関係で、2次歪打ち消し効果を出し切れないのが目立ってきます。上を見ればきりがありませんし、これより悪い特性でも聞き分けられないので良しとしましょう。
大型球の軽い動作で十分過ぎる特性が得られたので、中型球(プレート損失17W)で同じ位の特性が出せるか試してみました。
プレート入力17W、RL=3.5Kで適正Ep=244V(=(17*3500)^0.5)になりますが、球差を見る為Ep=250V、Ik=68mA(EcでIkを調整)、Esg=150V(一部120V)、UL=50%で統一しました。OPTはOPT-11Sを使用しました。
(1)12GB7
Ep=250V
Esg=150V
Ik=68mA
Ec=-20.8V
RL=3.5K
UL=50%(抵抗分圧)
ヒーターは12VACアダプターを使用
NFなし(2次歪打ち消し:TrEc=150V)での歪率特性
A(1KHz、1W)=50.6dB
CL(1KHz)=5.3W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
A(1KHz、1W)=35.6dB
CL(1KHz)=5.3W
(2)12DQ6A
Ep=250V
Esg=150V
Ik=68mA
Ec=-21.6V
RL=3.5K
UL=50%(抵抗分圧)
ヒーターは12VACアダプターを使用
NFなし(2次歪打ち消し:TrEc=141V)での歪率特性
A(1KHz、1W)=50.0dB
CL(1KHz)=5.2W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
A(1KHz、1W)=35.1dB
CL(1KHz)=5.4W
(3)12DQ6A(3結)
3結の特性がどうなのか測定してみました。発振ぎみになったので、実験回路でSGとTTC012(E)間に470Ωを入れました。
Ep=270V
Esg=200V
Ik=68mA
Ec=-32.0V
RL=3.5K
UL=100%(抵抗分圧: 3結相当)
NFなし(2次歪打ち消し:TrEc=77V)での歪率特性
A(1KHz、1W)=46.3dB
CL(1KHz)=3.2W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
A(1KHz、1W)=31.5dB
CL(1KHz)=3.3W
(4)12JF5
Ep=250V
Esg=150V
Ik=68mA
Ec=-22.7V
RL=3.5K
UL=50%(抵抗分圧)
ヒーターは12VACアダプターを使用
NFなし(2次歪打ち消し:TrEc=139V)での歪率特性
A(1KHz、1W)=50.2dB
CL(1KHz)=5.2W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
A(1KHz、1W)=35.2dB
CL(1KHz)=5.2W
(5)16GY5
Ep=250V
Esg=150V
Ik=68mA
Ec=-21.3V
RL=3.5K
UL=50%(抵抗分圧)
ヒーターは15VACアダプターを使用
NFなし(2次歪打ち消し:TrEc=135V)での歪率特性
A(1KHz、1W)=51.3dB
CL(1KHz)=5.7W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
A(1KHz、1W)=36.2dB
CL(1KHz)=5.6W
(6)22JF6
Ep=250V
Esg=120V
Ik=68mA
Ec=-20.8V
RL=3.5K
UL=50%(抵抗分圧)
ヒーターは12Vと9VACアダプターを直列使用
NFなし(2次歪打ち消し:TrEc=134V)での歪率特性
A(1KHz、1W)=51.9dB
CL(1KHz)=5.6W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
A(1KHz、1W)=37.0dB
CL(1KHz)=5.5W
Ep=250V
Esg=150V
Ik=68mA
Ec=-22.1V
RL=3.5K
UL=50%(抵抗分圧)
ヒーターは12Vと5VACアダプターを直列使用
NFなし(2次歪打ち消し:TrEc=132V)での歪率特性
A(1KHz、1W)=51.2dB
CL(1KHz)=5.6W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
A(1KHz、1W)=36.3dB
CL(1KHz)=5.7W
(8)29KQ6
Ep=250V
Esg=120V
Ik=68mA
Ec=-22.2V
RL=3.5K
UL=50%(抵抗分圧)
ヒーターは24Vと5VACアダプターを直列使用
NFなし(2次歪打ち消し:TrEc=136V)での歪率特性
A(1KHz、1W)=51.9dB
CL(1KHz)=5.9W
NF15dBでの歪率特性と周波数特性(1W)
A(1KHz、1W)=36.9dB
CL(1KHz)=5.8W
22JF6と29KQ6は、他と比べてかなり電流が流れやすいようなので、バイアス(Ec)が同程度になるようにEsg=120Vとしました。
どれも似たような上等の特性が得られました。3結もかなり良い特性です。
16GY5で使ったACアダプターはノイズが大きかったのかもしれません(低出力での歪が大きめでした)。
EpとEsgを高くすれば出力が幾分大きくなり、逆では出力は小さくなりますが歪率を低めにするという選択もあります。
水平偏向管、前回の大型球と今回の試験で、使い方(動作点)を合わせれば球種の違いは大してない事がよく分かりました。
許容プレート損失で範囲が限定されてるだけということです。
今回の様に上等の特性になってくると、簡単な仕掛けのドライバの歪率特性(歪率の大きさ)と周波数特性(位相)の関係で、2次歪打ち消し効果を出し切れないのが目立ってきます。上を見ればきりがありませんし、これより悪い特性でも聞き分けられないので良しとしましょう。
























