シングルアンプの調整2(水平偏向管12GB7,12GB3)

(2018.1.29作成)
現在のユニバーサル機は12GB3(3結)で音も気分(自己満足)的にも快調なので、続く球として12GB7を3結で使おうかと色々試していましたが、どうも12GB3のレベルになりません。42の時の一件もあったので別の球で試したらあっさり同等のレベルが得られました。最初に選んだ球は劣化が大分進んでいたようです。しかしUL50位では3結に比べて歪率が高いので劣化度が顕著には出ないようです。

ずっと3結を使っていく方が動作点を探す手間も少なくて済みますが、若干の定格オーバーで動かしても中型球で5W弱、12GB3では4W弱までしか出ません。それで3結より少し浅いULで試してみたら、UL70%で出力と歪率特性どちらもまずまずという感じになりました。UL70%はSG端子のあるOPTに替えたことで使えるようになりました。実験回路でのJ2をショートしてSG-P端子間の抵抗分圧にすることでより高いEsgで動かす事ができます。それでも内部抵抗の小さい水平偏向管ぐらいでしか使えない動作です。

以下、鮮度のマシな12GB7での3結とUL70%、1本予備の12GB3でのUL70%の特性です。

(1)12GB7(3結)の歪率特性と周波数特性(1W)
Ep 280V
Esg 230V
Ik 64mA
 (プレート損失オーバーは自己責任)
Ec=-34.7V
RL=3.5K
UL100%(3結)

NF=15dB、2次歪打ち消しEc=99V 
A(1KHz、1W)=31.3dB
CL(1KHz)=4.6W





(2)12GB7(UL70%)の歪率特性と周波数特性(1W)
Ep 260V
Esg 190V
Ik 66mA
 (プレート損失オーバーは自己責任)
Ec=-26.9V
RL=3.5K
UL70%(SGタップ43%+抵抗分圧28%)

NF=15dB、2次歪打ち消しEc=124V 
A(1KHz、1W)=34.1dB
CL(1KHz)=6.0W





(3)12GB3(UL70%)の歪率特性と周波数特性(1W)
Ep 240V
Esg 200V
Ik 58mA
 (プレート損失オーバーは自己責任)
Ec=-31.3V
RL=3.5K
UL70%(SGタップ43%+抵抗分圧28%)

NF=15dB、2次歪打ち消しEc=62V 
A(1KHz、1W)=32.9dB
CL(1KHz)=5.0W





UL70%の歪率特性は数字どおり3結とUL50%の中間と言う感じですが、特にCL近くの歪率が少な目になっています。出力(CL)はUL50%並に出そうです。なので第一選択の方式として使えます。